“ログハウス”って・・・?
- TOP
- “ログハウス”って・・・?
「ログハウス」のあれこれ
「ログハウス」って何ですか
「ログハウス」と聞いた事はあっても、多くの方はショップやペンションだったり、郊外にある別荘といったイメージをお持ちでらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
この「ログハウス」は、17~18世紀にカナダ・アメリカなど北アメリカで発達した、れっきとした「住宅用建築工法」の一つです。
(アメリカではいわゆる『西部劇』の時代ですね)
北アメリカに茂っている豊富な木材を使用し、強固で長持ちする快適な居住空間を作り出すために建てられてきた家が「ログハウス」なのです。
もちろん、もともと一般居住用を目的とした工法ですので、お住まいになられる方の『居住快適性』も十分に考えられた、先人の智恵がぎっしり詰まった家であると言えます。
※ちなみに、「ログハウス」は実は和製英語です。
英語では、Log Cabin(ログキャビン)、またはLog Home(ログホーム)と呼びます。
「ログハウス」の特徴ってどんな所ですか
「ログハウス」の主な特徴としては、
- 建材として豊富に木材を使用する点
- 釘やビスといった「結合建材」を極力使わない工法
- 木材の特徴を存分に活かした居住快適性
が主な特徴として挙げられます。
1.建材として豊富に木材を使用する点
家を建てる為の工法は世界各地にいろいろありますが、その木造住宅工法の中でも「ログハウス」は強烈な「木」の印象を残せる工法の一つと言えると思います。
なんと言っても名前の「ログ(丸太)」が表している様に、切り出した原木で樹皮を剥いだ状態の「丸太」をそのまま使用している家ですので、『自然と一体になる家』という点では他の工法と比較しても、より優れていると言えます。
2.釘やビスといった「結合建材」を極力使わない工法
実際に「ログハウス」を建築する際には、「くぎ」や「ビス」といった固定する建築資材を極力使用いたしません。
主に「丸太」と「丸太」など資材どうしがくっつく接触・結合部分を、まるでパズルのように切り抜き、結合・固定をさせていく、「欠き込み」を使った組上工法を主に使用します。
(奈良県東大寺にある「正倉院」の『校倉造(あぜくらづくり)」』や古い神社・お寺など、釘などを使わない日本古来の建築方法をイメージ頂けるとわかりやすいと思います。)
この組み上げ工法は釘を使った固定型工法と比べ、地震や台風といった家屋が揺れるような災害時で一番危険な『倒壊』の危険性が非常に少ない工法と言われています。
3.木材の特徴を存分に活かした居住快適性
「ログハウス」の主要な建材は「木材」ですが、「ログハウス」の快適性はこの「木材」の良さに由来しています。
■非常に断熱性が優れている
日本は四季があり、蒸し暑い夏や厳しい寒さの冬と、世界を見渡してみても温度変化が激しい地域となり、一年を通しての快適な家造りの為にはクリアしなければならない問題も多い地域・気候帯に属します。
そんな激しい気温変化に最適の建材が『木材』です。断熱性に非常に優れ、外気が暑い時や寒い時は、木材の壁で内部に熱・冷気が侵入するのをシャットダウンしてくれますし、室内が涼しい時や暖かい時は、木材の壁で外部に冷気・熱が放出するのをシャットダウンしてくれるのです。
■湿気・乾燥対策にもバッチリ
日本の特徴である四季には、夏に湿気が多く、冬には乾燥する、というもう一つの特徴があります。
湿気は腐食を促し、乾燥はヒビなど裂傷を生み出します。そんな湿気・乾燥対策にも『木材』が最適なのです。
最近ではよくお聞きになる事も多くなってきたかと思いますが、「木」はたとえ伐採されて丸太といった「木材」となっても『呼吸』をしています。実はこの『木材の呼吸』により湿度の調整を行っているのです。これにより、湿気が多いとき = 木材は湿気を吸い込み中に蓄えようとし、周囲の湿度を下げようとします
乾燥しているとき = 木材は蓄えた湿気を吐き出し、周囲の湿度を上げようとします
この効果により、室内は年間を通して一定の湿度が保たれ、快適に過ごす事が可能になるのです。
翼住宅で「ログハウス」を建てるのと、他で建てるのでは、どう違うの?
そんな特徴を持った「ログハウス」ですが、実際に建てるにあたっては、特に当社でなくとも、その他様々な会社様でもお建てになる事ができます。
では、当社で建てる『ログハウス』や『造り方』と、他社様ではどのように違っているかご説明致します。